1999年8月。
師走の翁氏4冊目の単行本。
表紙は裏表とも巨乳満載だが、中身は微乳ワールド。メインは「魔法少女艶譚」という定番の魔法者だが、その中で一人巨乳のメガネお姉ちゃんが出てきてパイズリをしてくれるぐらい。しかも、射精では終わっていない。
唯一巨乳フェチ的にいいのは、「魔法少女艶譚・後編」に登場する巨乳のメガネお姉ちゃん。このお姉ちゃんのパイズリがあるのだが、それが非常にねっとりとして汁まみれでいい。しかし、やはり射精には「直結」していない。
師走の翁氏特有の明るい乱交は本書でも健在だが、巨乳フェチ的には過去4作品の中ではずば抜けて低い。巨乳キャラの比率も、巨乳シーンの比率も、オッパイ星人が満足できるような比率でもボリュームでもない。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、乳揺れの場合は1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
パイズリ2(射精なし)・乳揉み1。合計、3。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイの充実度」は最低のCランク。
これほどまで巨乳フェチプレイが少ない成年コミックも難しい。処女作からずっとBランクだったからといって、期待して購入するとひどい目に遭をことになる。個人的に師走の翁氏というコミック作家に対して、ぼくは評価しているしすばらしい作家だと思っているけれど、本書に限っては、オッパイ星人は買ってはいけない。タイトルは大丈夫だが、オッパイ星人にとっては、全然大丈夫ではないのである。もしあなたがオッパイ星人なら、購乳するのは本書以外にしよう。
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