1998年3月発売。
師走の翁氏2冊目の単行本。
収録されている短編は5本と少ないが、それだけ1編あたりが長いということ。登場するヒロインは、ほとんどが巨乳。巨乳比率は、処女作よりあがっている。
処女作と比べて、乳シズム=巨乳へのフェティシズムは印象論的には下がっている。どの短編にも微乳キャラが登場する。「百日紅礼子がANJUMILLE’Sにやってきた YA!YA!YA!」をのぞいて、巨乳オンリーというのはない。
「乳揉み・乳吸い・乳首責め・パイズリなどの巨乳フェチプレイが、前戯においては連続2カット以上、挿入中においては1カット以上、乳揺れの場合は1カット以上描かれていた場合に、1回とカウントする」という基準で見た場合、
乳揺れ5・パイズリ3(射精1)・乳揉み2(挿入中1)・乳首責め1・乳吸い1。合計、12。
「オッパイ星人への推奨ランク=巨乳フェチプレイ充実度」は、Bランク。オッパイ好きは満足できるが、オッパイ星人は物足りないレベルだ。
本作品でも、乳揺れが多い。つづいてパイズリ。女の子Aが6カット連続パイズリしてから別の子にバトンタッチでパイズリ6カット、また奪い返してパイズリ……という流れ。射精がもっときっちり描かれていれば気持ちよかった。あるいは、射精してからバトンタッチなら、神だった。非常に残念。
巨乳フェチ的にいいのは「花花世界」「百日紅礼子がANJUMILLE’Sにやってきた YA!YA!YA!」「有姦倶楽部2」。
「花花世界」は、黒井りえなという眼鏡の女教師のパイズリが非常にそそる。乳房をずりあげ、挟み、咥える一連のしぐさが7カットで描かれている。
「百日紅礼子がANJUMILLE’Sにやってきた YA!YA!YA!」で、爆乳ウェイトレスが指をペニスがわりに谷間に挿入されてずりゅずりゅと動かされて感じるシーンもねちっこくていい。本書か処女作かと言われれば、オッパイ星人的には処女作だろう。
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